スロータス(経路)④

治療の場合は、有効な薬を投与してもそれが目的の場所にちゃんと運ばれているかということはとても大事です。
アーユルヴェーダの配合薬に使われている植物の働きを分析すると、病気を治す作用の植物と一緒に必ずその薬が体内で働くべきところまで運ばれるようにスロータスの働きをよくする作用のあるものを含んでいることがわかります。
いわば、バイオアヴィラビリティがおきるようなものを含みます。
また、治療中に養生法の規則を決める時も、スロータスの働きが障害されないことを中心に、様々な「ベからず集」と「すべき集」を決めます。
ドーシャ、ダートゥ、マラ、アーマ、スロータスという概念は、アーユルヴェーダの本当の特徴をあらわす原理といえます。
基礎概念をよく理解して適応することを身に付けた医者は、全く新しい病気または、近代医学からみて原因不明な病気の治療をする場合でも、迷わず行う実力がつくのです。

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