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アーユルヴェーダのブームにともなって全国にアーユルヴェーダサロンも増えてきています。 インド式癒しを体験できるアーユルヴェーダサロンを紹介しています。
体質によって、人間は飲食による好き嫌いをあらわします。環境(暑さ・寒さ・降雨)に対しても同じような反応を示します。精神の作用が体質に応じてあらわれるわけです。ヴァータ体質の人は、やせた体で動作が速く、生理学的な働きにもよく変化するタイプです。精神的にも活動的で不満を持ち安定しにくい傾向を示します。感情の面では興奮しやすい人間です。ピッタ体質の人は、熱さをよく出すような人間で、強い食欲、柔らかい便、汗かき気味、おこりっぽく、知識の面では鋭い人間といえます。カパ体質人は、カパの働きである結合する特徴をいかす人ですので、体格ではふとりぎみで、動作がゆっくりで、運動よりも休みが好きなタイプで、ものごとを感情の面でもゆっくり受け取るような人間といわれています。このような体質の理論は、病気の治療にも応用されて大きな効果をあげています。アーユルベーダの概念によれば同じ熱病でも患者の体質が違うと治療法が異なってきます。薬や薬と併用するものが違ってきます。例えば、ヴァータ体質の人の頭痛を治療するとき薬をスープと一緒に飲ませますが、カパ体質の人に対しては同じ薬でも蜂蜜を併用します。そのため、アーユルベーダの医師の診断によって体質を決めて、自分の体質の長所や短所を理解したうえで生活を行うと幸福な有益な人生が過ごせるのです。
アーユルベーダでは、成人になった男女が自分の生殖組織が優れた質を持つようにして、それからすばらしい生命を生殖しなければならないという教えがあります。すばらしい生命というのは、ヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャが均衡状態である体質を持った生命のことです。そういう人間は、生理的にも精神的にも完璧な健康状態を持つことができます。アーユルベーダの8つの部門の中の小児科と強精法科には優れた子供を作るための治療法が述べられています。完璧な健康人でも、季節によって生体内でのドーシャの状態が変化するので、それに応じた季節の過ごし方を行う必要があります。例えば、冬にはヴァータが増えるため人間はヴァータの病気にかかりやすくなります。そのためヴァータ体質の人は注意しなければなりません。夏はピッタの働きが悪くなる季節で、春はカパの動きが悪くなる季節です。アーユルベーダの医師のカウンセリングを受けて自分の体質を決めてもらい、様々な季節に自分の体質に合う養生を行うことが長寿を保つ秘訣です。健康と長寿のために日常生活や精神衛生を守ることも欠かせないことです。しかしドーシャのバランスがとれた人の場合は、簡単に最高の健康状態を体と精神の両面においても楽しめるのです。
胎芽の中で3つのドーシャが増大化してすべてのドーシャの特徴が目立つ体質があるのではないかという疑問がでてきますが、このような体質は事実上不可能です。7番目の体質の中には3つのドーシャがありますが、いずれも正常な状態のもので、お互いに均衡なもので、増大化していないドーシャです。ヴァータ、ピピッタ、カパとも増加している体質が見当らない理由は、そのような精子と卵子が受精しないからです。また、受精してもその胎芽がドーシャの異常な活発によって成長しないで、必ず流産によって破壊されるということです。つまり、一つのドーシャが活発であることによって三種類、また2つのドーシャが活発であることによって三種類、あわせて6種類の体質の人間が生まれてくる可能性があります。そして、3つのドーシャが正常状態であれば、いずれのドーシャの働きも適度で理想的な7番目の体質が出来るわけです。アーユルヴェーダの原典の中には、体質の説明に関して学問的な興味をもたらす議論があります。健康を定義して「3つのドーシャの間によくバランスがとれていること」いうアーユルヴェーダにおいては、一つまたは2つのドーシャが活発である体質のことをどう考えるかという事です。3つのドーシャの間によくバランスがとれている体質以外の体質(6種類)の人々は、生まれつき病人ということになるのかという疑問に対して、『チャラカサンヒター』の第一巻第七章の40の韻文の説明によると次のようになります。「7番目の種類の人だけが本当の健康人で、他の6つの体質の人は基本的には病人であります。しかし、生まれてからずっと自分の体質に関係するドーシャの活発状態に慣れているため、その程度の異常状態とともに寿命を全うできるようになっているため、それも健康と考えることが出来ます。」と。6種類の体質の人々を広い意味で健康人といっても、その人々が自分の体質に関連した病気になる確率が高いので、日々の生活に気を配る必要があります。
3つのドーシャの組み合わせによって、アーユルヴェーダでは、主に7つの体質に分けて考えます。①ヴァータ体質②ピッタ体質③カパ体質④ヴァータ・ピッタ体質⑤ピッタ・カパ体質⑥カパ・ヴァータ体質⑦3つのドーシャの間もよくバランスがとれているヴァータ・ピッタ・カパ体質です。書くドーシャの強さの比率によって、またどんなドーシャの属性が強いかということによって、またひとりひとりの人間も微妙な点では異なっています。しかし、健康増進や長寿のためには、広い意味でのこれら7つのグループに分けて人間の体質を理解すれば十分です。7番目の3つもドーシャが含まれている体質は別にして、他の6つの体質の場合には、それぞれどのドーシャの働きが活発であるかを対象にして体質が名付けられています。
ドーシャというのは、生命のあらゆる働きをコントロールする生物化学的な力であって、アーユルヴェーダではこれを、ヴァータ、ピッタ、カパの3つに分けて説明しています。ヴァータが生物の中に動きをおこすドーシャで、ピッタが変化すなわち代謝をおこすドーシャで、カパが結合させる働きをするドーシャです。この3つのドーシャの中にも、ひとつのドーシャと他のドーシャとに共通する属性があります。また、異なる属性もあります。3つのドーシャが三角関係になって、お互いに協力しており、お互いに相克し合って健康を保つのです。精子と卵子が受精した時もドーシャの反対の属性がお互いに中和して同じような属性が強くなって、その結果として新しい生命の体質が決まるのです。例えば、ヴァータの軽性という属性がカパの重性という属性によって緩和されますが、ヴァータの冷性の属性がやはりカパにもある冷性の属性に出会って増加します。もし、精子の中でヴァータが強く、卵子の中でカパが強いとしても、ヴァータおよびカパのどんな属性が強いかということによって、生まれてくる子供の体質が出来上がります。この場合は、同じような属性が強かったとすれば、ヴァータ的な体質またはカパ的な体質になります。精子と卵子の中のドーシャの中に反対の属性が活発であれば、それらがお互いに緩和されて、ドーシャの調和のもたらされた体質となる可能性もあります。一度決まった体質は、生命がなくなるまで変わることなく続きます。生まれながら持っている体質の特徴が急に変わることもありますが、それは、死亡の直前に現れてくる致命的な症状であるとアーユルヴェーダでは述べられています。
体質―男性の生殖要素をアーユルヴェーダでは、シュクラ(sukra)といい、女性の生殖要素をショーニタ(sonita)といいます。私たちの体質は、親からの生殖要素によって決まるものです。というのは、男女の精子と卵子が受精した時、ヴァータ、ピッタ、カパという3つのドーシャの中のどんんな要素が強いかによって、その体質を持って新しい生命が生まれてくるからです。両親の生殖要素が一緒になった時のドーシャの結果からおもには体質が決められるわけですが、そこで影響するほかの要因もあります。精子と卵子が受精した時の季節、母親の子宮の質、母親の食事生活法、および5つの大元素(パンチャマハーブータ panca mahabhuta)の質、これからも生まれてくる人間の体質の形成に影響します。しかし、その影響は間接的なものであります。直接あるいは、第一に影響を及ぼすのは、男女の生殖要素に存在しているドーシャの働きです。
体質のことをアーユルヴェーダでは、プラクリティ(prakrti)といいます。サンスクリット語では、自然または性質・素質という意味があります。また、創造の起源となる8つの元素を含めて、プラクリティすなわち原因要素という意味で使うこともあります。ここでいう体質を正確には、デーハプラクリティ(deha prakrti)といい、デーハはからだのことで、プラクリティは性質のことで、この体を省略して体質ということになります。アーユルヴェーダが示す体質は、人の健康の弱点(アレルギー体質など)を指摘するものではなく、生まれつき持っている特質であって、肉体および精神的な質をあらわします。肉体的な質とは、形、色などの外見のこことともに、生理的な働きを示します。精神的な質は、気質、態度および様々な状況の下でおこす反応を示します。アーユルヴェーダが紹介する体質とは人間の心身の質です。その質によって生理的現象の理解だけではなく、病理的な傾向の理解もできます。その体質に応じた摂生をを行えば、健康で長生きすることが出来ます。病気を治療するときも体質を考えながら行うと、成功率が高いです。一言で言うと、人間の体質を調べて、体質に応じた健康管理をするのが、アーユルヴェーダの方法です。これは、他の医学または、医療法には見かけない方法といっても間違いないでしょう。
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