冥想―冥想の方法②

冥想をする初心者にとって意味をもたらさないと思われる「オーム」を、唱えていくと、一生懸命唱えていると夕食の事や今度の約束の事などが心に浮かんではきません。
そうして呼吸もゆっくりして、安定した姿勢でいると唱える音が消えてしまいます。
それは自分ではあまり認識できません。
もし、眠たくなったり何か考えが浮かんだらまた、しっかりと唱えます。
このようになる事を、心はこのマントラに乗るといいます。
マントラが乗り物です。
心がその乗り物に乗るのです。
乗ってしばらくは起きている意識の領域があり、その領域の中をうろうろしています。
ここで本当に何もすることがなかったら、今度は、下に落ちます。
下に落ちるというのは、起きている状態ですが、頭では何もしていない状態です。
底に落ちた時は、精神はどんな働きもしませんし非常に落ち着いていますが寝てはいません。
これが冥想状態です。
いわば、エンジンをアイドリングしている状態です。
大脳は働きのために準備していますが、冥想状態では働いていません。
必要であればなんでも感覚を受けますが、冥想状態ではどの感覚も影響を受けていません。
冥想が深くなるほどまわりで音をたててもあまり聞こえなくなります。
大きい音は聞こえてしまいますが。
しかし、冥想に深く入るほど大きい音も聞こえなくなります。
この説明を聞いた後で冥想をしようとすると、自分は音が聞こえているかと、そういうことばかり考えてしまい、冥想がうまくできません。
精神の場合はそれが問題なのです。

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