冥想方法の説明を聞いて冥想しようとすると、色々な考えが連想されてしまいます。そのため、冥想を教える弟子には何も説明をしないで、これをやりなさいとおしつけるのです。伝統的にはマントラというのは神聖な言葉で他人の前で言ってはいけません。冥想以外のところで言ってもいけません。体を清潔にして神聖な場所に座ってマントラを唱えなさいと。そうすると冥想する人がマントラを大事にすることで良い効果があります。医学的に考えても条件反射という効果があります。例として、犬に食事を与えるときに鐘をならすという習慣を続けると、鐘と食事と関係はありませんが、何回もこれを一緒にすると、次は食事を与えなくても、鐘をならすだけでたくさん胃液が分泌されるというパブロフの実験結果があります。これが冥想の場合にも大切になります。あるところで、ある方法で、あるマントラを唱える、そのマントラをそこでしか唱えない、という風にすると、条件反射が起きるのです。これを大事にすると、今度はストレスがある時でも静かに座って数回「オーム」と唱えるだけで、すぐ冥想状態に入れます。そんなに条件の悪い状態でも、その人が落ち着いて物事を冷静に受けとる事が出来ます。そして、その冥想が続くと今度は起きている時でも、冥想の落ち着いた穏やかな経験が出来ます。このような経験が出来ている人の行為は、失敗がほとんどありません。
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