冥想―科学的な冥想の考え方=ストレス④

人間の場合は、生き物の命や生きている存在だけでなく、その人のイメージが損なわれると思った時にもストレス反応が起ります。
何か危ないと思った時に、ストレスを感じるのです。
その危険というのは、本当に起らなくても、受ける側がそれを危険と受け取ったらそれで十分なのです。
例えば、目の前のおもちゃの蛇が動き、本当の蛇がきたと驚くとストレス反応になります。
蛇が本物かどうかは関係ないのです。
どのように受け取るか、それが全てなのです。
冥想すると受け取る時の反応が変わります。
ストレスの原因はなくならなくても、それに反応しない心をもつことが出来ます。
また、麻薬も冥想によってやめることが出来ます。
どうしてかというと、心を活動領域から落ち着いた領域にいかせると、その心が良い認識をだんだんと得て、物事の判断がしっかりとしていくからです。
科学的に言うと、進歩の道をはっきりと歩み始めるわけです。
冥想することによって、動物の段階から人間の段階へ、人間の段階からさらに優れた人間の段階へ進化していくのです。
インドの例え話では、部屋が暗い時、暗さを取り出すために、壁を壊したり屋根を壊したりしなくても、光を持ってくれば、部屋の暗さが出ていくといいます。
私たちにも色々と弱点がありますが、ひとつひとつ取り出そうと努力しなくてもよいのです。
冥想のような神聖なものを内にもってくると、いらないものがだんだんと出ていくのです。
麻薬のようによくないことはわかっていても、やめたくても、やめられない。
冥想をすると自然に楽しくやめられるのです。

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